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2007.10.29. 開設  日々徒然と二次創作、オリジナルなどを書いていこうかと。  コメント大歓迎、荒らし厳禁。 詳しくは説明にて。
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幸福論

遊戯王  

GX最終回までの一週間で書き上げ(連作)
総タイトルは完成後。
各タイトルはサブ。



+ + + + + + + + + +



「何時までも、心に偽りを持たせるのは本当に辛いことだよ」
『私以外にも、お前の心をわかってやれる…やりたいと思う者達が確かにいる』
「だからいいんだ。君が心を許すことも、デュエルを楽しむことも」
『お前が使命感を持ってデュエルをしなくてもいい。しなくてはいけない時はあるかもしれない、でもそれは今はいいんだ』
「相手の心が完全にわかる人なんていない。己の心すら、完全にわかることは難しい」
『けれど、だからこそ相手の気持ちを伝えるんだ。わからないからこそ』
「君が君らしく、そう生きて欲しい」
『幸せになってもいいんだ』


゛自分らしく゛

゛幸せ゛
どうしてだろう、なんでずっと囲っていたものを、懸命に隠していたものを崩してしまう。


「いいんだ、ろうか…」

俯いたまま、小さく呟く。
それでも二人の耳には届いていた。


『いいんだ』
「いいんだよ」


「…仲間と、まだ呼んでくれるかな…?…」
『お前がそう望むのなら、あいつらは喜ぶだろう』
「それを望んでいるのなら、きっと」


あぁ、俺がなくしたものはなんだったか。

デュエルを楽しむこと
心を明かすこと
仲間を、信じること

他にも、どれ程のものをなくしただろう。隠しただろう。
今一度、信じることが許されるだろうか。


何時からだろう、彼等に心を開かなくなったのは。
何時も傍にいてくれたのに、彼等は本音をぶつけてくれたのに。
俯いて、笑顔で全部を隠していた。

心配してくれる声に耳を貸さず、ただただ自分は一人と思っていた。
自分の笑顔に心配をしてくれただろうに、溜息をついただろうに。


「あぁ、もう一度あいつ等に会いに行く」

随分遠回りして、辿り着いた答えだった。
それは、自分の掌にあったのに見もしなかった。
きつくきつく掌を開かずに、けれど落とさない様に握り締めて。


二人の眼差しが、今までよりも笑っていた




さぁ、もう一度君達に逢いに、そして心からの笑顔を





==後書き==
うつむいていた顔上げて
君が笑う時まで 

(ティアドロップ 歌詞より)



書いてて「ティアドロップ」が浮かんできた。
あ、ヤバイ。残り1話又は3話の予定だったのにあと1話じゃ終わらない。
詰め込めば、なんとかなるけど…残り3話だとタイトルが思い付かない(…)



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HN:
終夜
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
ネット、読書、写真
自己紹介:
腐のつく属性。でもノーマルも大好き。

成人者の高卒者。
最高学歴は専門学校です

熱しやすく、冷めにくい。むしろ、いつも煙はでている(笑)
性格は社会的には真面目(というより面倒見がいいらしい)、でもすごい優柔不断で酷い奴。自分に自信が持てない。


【現在一押しジャンル】


【近状】
高校卒業。
4月から歯科衛生士の専門学校

ブログ統合終わってるのに、いい加減削除しようよ自分。


【在中ジャンル】
遊戯、復活、ギアス、APH、彩雲国、マイネ、鰤、セラムン、ギアス、名探偵、愛盾21、ぬら孫、ポケ、TOA、夏戦争


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