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2007.10.29. 開設  日々徒然と二次創作、オリジナルなどを書いていこうかと。  コメント大歓迎、荒らし厳禁。 詳しくは説明にて。
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彩.雲.国.物.語 (秀麗総受け/未来/捏造/シリアス)

 


+ + + + + + + + + +


時代の半ば、今までにない程の国の荒れようであった。
一言に荒れると言っても、国を司る王・官吏の多くは後世でみても優れていた。


人災ではなく、天災。


それがこの国に降った。

まるで、なにかに操られる様に地震・津波・暴風・豪雨・噴火…次々と国を襲った。
人災ではなく天災。誰の責任でもない、けれど避け様のないそれ。
どれ程、人が守ろうとしても防げないことも多いそれ。
数多の村が消え、多くの民が傷付くとされた。

王・紫 劉輝や官吏・武官がどれ程動こうと変わらぬと。


しかし、その時に失われたのはたった一人。
村が壊れ、人が傷付こうと人災で失われたのはたった一人。


宰相であったたった一人の文官。


紅 秀麗


彩雲国初の女性官吏であり、宰相という地位まで上り詰めた。
官吏・大官の多くが、彼女に影響を受けた。
常に民のことを考え、王を支え国を支えた支柱。


彼女は、天災が起こった数だけ、身体にに見えぬ何処かに傷を多く負っていたことが後に判明した。
それは服で隠れる様な皮膚の上であったり、内臓器官であったりと。
しかし、彼女が傷を負っている事に気付いたものは、誰一人としていなかった。

貴陽が嵐に見舞われると言われた時、彼女は直撃すると言われた方角にたった一人で向かったと言われる。
何故、この時誰も付いていかなかったか・誰も気付かなかったかというのはわからぬことである。
また、彼女が向かった意図も。


彼女が向かった方角から嵐は来ず、たった一つの大きな雷が落ちたという。



まるで眠っている様な姿で、彼女はこの世を去った。

雷の形跡は、傍目からは何処にもなかったが調べた結果その所為だと。



頭には薔薇が一輪飾られていた。



彼女を向かう寸前に見た、女性官吏は彼女の頭を飾っていたのは「王より授かり、見事咲いた花であった」と告げた。
その花は、何処にもなかった。


誰もが悲しみ、嘆いた。


その後徐々に天災も去り、長い年月を掛け国は再び豊かとなった。


彼女が失われた後から




何故……。






========
雷・薔薇。
この言葉で、どうしてかわかると思います。

彩雲国の小説で書いたの(別ブログ含め)二作品目。
どちらも、秀麗死ネタ。
秀麗大好きですよ。
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ネット、読書、写真
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腐のつく属性。でもノーマルも大好き。

成人者の高卒者。
最高学歴は専門学校です

熱しやすく、冷めにくい。むしろ、いつも煙はでている(笑)
性格は社会的には真面目(というより面倒見がいいらしい)、でもすごい優柔不断で酷い奴。自分に自信が持てない。


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【近状】
高校卒業。
4月から歯科衛生士の専門学校

ブログ統合終わってるのに、いい加減削除しようよ自分。


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