忍者ブログ
2007.10.29. 開設  日々徒然と二次創作、オリジナルなどを書いていこうかと。  コメント大歓迎、荒らし厳禁。 詳しくは説明にて。
[742] [741] [740] [738] [737] [736] [735] [734] [733] [732] [731]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


黒子 (黒子/誠凛/ダーク?)



+ + + + + + + + + +

「ある意味、僕は帝光であったからこそその才能が見出されたといっても過言ではありません」

昔の、中学時代の各々の話をしていた誠凛メンバーは、中学でも絶対とされる帝光中に誰しもが興味を惹かれたのだ。
誰かは忘れたが「黒子の帝光時代ってどうだった?」と聞いたのだ。あまり、よくはなかった…彼が『光』という存在を失ったと知っていても。
その問いかけに、戸惑いもなく黒子は言葉を返した。
その答えに、その場にいた誰もが動きをなくした。

「…どういうことだよ、黒子。お前、帝光って…そんなに良くなかったんだろう?」
「そうですね、確かにあのバスケ部の理念は僕は好きではありません。けれど」
「なんだよ?」

問いかけたのは、今の黒子の『光』である火神。
途中で言葉を切った黒子に、促すように更に問いかける。
一瞬、手に持つボールに目を向けた黒子は火神へと視線を向けた。

「キセキ、という圧倒的な存在がいた帝光。圧倒的な誰もが勝てない彼らがいたから、パスにのみ特化された僕は生かされた」
「僕は普通の選手に比べれば劣っています。それを自覚しています」
「パスという、唯一を生かすことが出来たのは『勝利』を絶対としたあの環境で、尚且つ『キセキの世代』という彼らがいたから存在しえれた」

一旦息をついた黒子の言葉を、誰もが遮ることはできなかった。

「普通の学校であれば、一人ずつの能力が高いものを選びます。普通の学校なら、僕はベンチ入りすらしない選手です」
「圧倒的存在、『勝利』への理念、それが揃ったから僕を使うことが可能だった」




  奇跡の残骸




□■後書き□■

帝光中とキセキの存在は、ある意味黒子の才能を育てる偶然にして最高で最悪な奇跡だったんじゃないかと。


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カウンター
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
終夜
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
ネット、読書、写真
自己紹介:
腐のつく属性。でもノーマルも大好き。

成人者の高卒者。
最高学歴は専門学校です

熱しやすく、冷めにくい。むしろ、いつも煙はでている(笑)
性格は社会的には真面目(というより面倒見がいいらしい)、でもすごい優柔不断で酷い奴。自分に自信が持てない。


【現在一押しジャンル】


【近状】
高校卒業。
4月から歯科衛生士の専門学校

ブログ統合終わってるのに、いい加減削除しようよ自分。


【在中ジャンル】
遊戯、復活、ギアス、APH、彩雲国、マイネ、鰤、セラムン、ギアス、名探偵、愛盾21、ぬら孫、ポケ、TOA、夏戦争


【案内】
中心…小説一覧。最上記事。
日記…徒然なるままに。感想から日々まで。
欠片…独言。オリジナル・詩など。
小話…二次創作の短文過ぎるもの。
バトン…言わずなが。
物語…二次創作のやや長めの作品。
遊戯…遊戯王の作品・作品関連など(13作品)
企画…企画。現在2万hit企画お題作成(7作)
戴物…リクエストして頂いた作品。(宝!)
説明…ブログの説明。
リンク (ジャンル/管理者様/関係)
メルフォ  ご用の際にお使い下さい。
ブログ内検索
バーコード
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 扉の開いた鳥籠 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]