死の淵

鰤　（村正→一護/切ない）

 

消えた私は、どこへいくのだろうか。

『死』というものすらないこの身が人でいう『死』を迎えれば、魂はどこへ逝くのだろうか。

輪廻に従い流転のまま何時か現世へ流れるか、それとも霊子となり「尸魂界」へ留まるのか。

…願わくば、たとえ何処であろうとも、お前を守れるものがいい。

 

お前が笑うなら、一瞬でも長く続くように優しい風となり

お前が悲しむのなら、笑顔が見られるよう陽の光となり

お前が怒りに身を任せるなら、安らかになるよう雨となり
お前が寂しいというのなら、月の光となり君を包もう

 

君が安らかな微笑みを浮かべられるのなら

それは、何にも耐え難い至福となる。

 

お前の心が、何時までも壊れず、己の心を持ち続けるのを願おう。

□■後書き□■

村正→一護。消える時の、村正で。
最初は確か別CPのパラレルでした。
そのうち書けたらいいですね(^ｐ^)←