笑みの意味

待つは嘆き、望むは喜劇、

水は毒に、涙は血に



手にしたものが真実とは限らない


捨てたものは偽りか？




癒しは炎に包まれ、残るは何か

真実を知ったとき、それは閉じられるか




　　　　　復　　　　讐　　　　者　　　　　は　　　　　　
　道化者は　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真　　　実　　　の　　　守　　　人
　　　　　　かくも笑う

笑死冷誕

昔話なら話してあげよう。
昔といっても私の幼き日の話だ。

あぁ、最近の話はあまりしてやれないけど。
どうして？それはね、




あの日に私は一度死に、また生まれた。

だから、今の私はまだまだまだ餓鬼で記憶することができないんだよ。





浮かぶのは幼い笑みだったのか、それとも悟った笑みだったのか









すべてが物語ではない話。

死しても切れぬ

呪われるがいい、神の愛し子と自ら申す者達よ


本当に愛されたのは、あの子


知らぬ知らぬは当人のみ



やれ神は愛し子を己の腕から手放す事はあっても、決して切りはせぬ


愛し子の腕に何重にも糸を絡め、反対を己の手に絡めさせている


何時でもいつでも、其れを引けるよう

この思いに気づくことはないだろう。

やさしい痛みと、

鈍い幸せに、




甘菓子を含んだ様に



切なくなり、涙が出た。





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それはやさしさなのだろうか、それともただの切先か。
君は僕がどう思ったかなんて、知ることもなく

ひとりぽっちの神様。

許して、と呟いた。


誰に。そもそも『誰』とは何か。


その言葉の意味も何も知らない。それでも知ってる。


強く強く握り締めた拳から流れ出た赤が土に還った




(世界には、僕しかいない)






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聖書でいう、アダムとイヴを作り出す前の神様。
それは誰が作ったか、何を知っていたか、何を望んだか。