それが君の恋ならば (A.P.H)

不毛な、なんて不毛な恋だ。

『あの人が幸せならそれでいい』？

何いい子ぶってんだよ。お前はあいつが好きなんだろう。
なんでそこで好きだって言わないんだ。

恋なんてものはな、わがままで自分勝手で…何よりめんどくさいものなんだぞ。
だけど、相手をきにしてたら始まりも、ましても終わりもしねぇよ。

だー、お前の得意の遠慮か？んなもん捨てろって。
おい、俺もお前に言うことがある、よく聞けよ！いいな！



「俺はお前が好きだ」



ほら、俺はお前に告白した。
次はお前の番だろ、行って来い。
俺のことなんて気にしないでな。だって俺の気持ちにお前応えられないだろ。

応えられないからって謝るなよ。お前を勝手に好きになったんだ。
その気持ちまで否定されたら俺だってやってけねぇよ。



ほら、もしだめでも俺が慰めてやる。
行って来い。


_{きっとアイツの恋は実る。
それでいい、俺はあいつが幸せならそれで。
さっきと矛盾だ？俺は本当にあいつが好きなんだよ。}



＝＝後書き＝＝
この恋を、間違いだなんていわせない。

？←日←普。
たぶん日本の想い人はドイツ。

久々なので練習。
よくわからなくなった。

Happy to you－君に幸あれ－

手に掛けた人の数だけ、想いがあるとしても、その想い全てを背負えない。

けれど、だから、

願いの根本『幸福』を持って、今日もこの手で人を殺す。



人が望むは、たった一つ




＝＝後書き＝＝
唐突に。BASARAかヘタか復活で使いたい。

さようなら、愛しい子 (ギアス)

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアはブリタニアに殺された


ルルーシュ･ランペルージは枢木スザクに殺された


ルルーシュはナナリー･ヴィ･ブリタニアに殺された


ゼロは黒の騎士団に殺された






残ったあの子は、誰だろう？




＝＝後書き＝＝
さようなら、さようなら　　　　　　　。

C.C.でも、他の誰かでも。
これこそ、本当の零だろうか。

歪んだ愛に口づけ一つ (ギアス)

くつり、と喉が鳴る。
喉が渇いているのか、それとも別の何かを求めているのか…答えは後者である。

その視線の先に映っているのは、漆黒の黒髪に紫電の瞳、白の肌を同じ様な白の布と、金の糸で飾られた服を着る、敵。
敵、確かに敵だ。
だが、それだけではない。それだけならばこんな飢えがあるはずがない。
その紫は、真っ直ぐと此方を向く。だが、それは己一人の為のものではない。
これを見る、全ての者に対する眼差し。

その眼差しがゆっくりと外れて傍らの翡翠の瞳を見る。まるでそれは洗脳された絵画のような光景。
だが、それに美しさも感心も感じない。感じるのは、ただ憎しみ。
その憎しみは、紫電に向けられているのか翡翠に向けられているのか自分ですらわからないくらいに、胸を覆い尽くす。

「許さない」

ポツリ洩らされる言の葉。それを聞き取るものは誰もいない。


彼の傍らに居るのは自分である。

彼が纏うものは漆黒である。

彼の視線を受けるのは、自分だけである。


今更絶望に染まりはしないだろう。その瞳は既に絶望そのもの。
ならば、それを奪ってしまおう。


何もかも絶望にすら堕ちない彼を、すべて全て覆ってしまおう。
誰の手にも届かぬように、誰も瞳に映らぬように。


それでも拒絶するならば、

美しい紫電を、奪ってしまおうか。



狂いし龍を止めるものなし

狂いし龍を知るものなし


その瞳が向けるのは、至高の紫電ひとつ






＝＝後書き＝＝
ヤンデレ星刻。星刻→ルル
パラレル設定の龍とは関係なし。中国＝龍の印象があるらしい自分。
21話～22話間くらい。(まともに見てから作れ
本編シリアスに逆らうことなく、シリアス(他に言うことはないのか

石の涙 (ギアス)

昔語りをしよう。



昔、大国に剣が向けられた。
刃は紫水晶で出来ており、翠玉以外に装飾は何も無い、切先が恐ろしいほどにとがれた剣。
刃が届くと思われた矢先に、剣が不意に折られた。
切先が無くなった剣は、あっという間に崩れ去った。

そして時が経ち、砕け散った剣を集めて新たな剣が作られた。
そこには徐々に徐々に新たな剣には宝石や装飾がついたのだ。
最も目立つ位置には変わらず翠玉が、そして傍らには磨かれた紅玉と黒玉があった。黒曜石が小さな黄玉を支えるように飾られていた。
その輝きを増した剣は、再び…以前よりも鋭くした切先を、振り下ろそうとした。
だが、剣は何度も打たれた結果により歪んでいた数多の琥珀が堕ちたことにより、そのバランスは崩れ剣は届くと同時に砕けた。



そして、割れた紫水晶は大国に降り注いだという。






＝＝後書き＝＝
降り注いだほう紫水晶はどうなったか？
さぁ、忘れてしまったな。

紫水晶(アメジスト)＝ルルーシュ
翠玉(エメラルド)＝C.C.
紅玉(ルビー)＝カレン
黒玉(ジェット)＝神楽椰
黒曜石＝星刻
黄玉(トパーズ)＝天子
琥珀＝藤堂とかその他黒の騎士団(裏切り組)

トパーズは「インペリアル・トパーズ」がイメージ。
今回石言葉は考えず、色だけでやってみた…が、「インペリアル」は「皇帝」で意外と合ってる。
黒曜石は割れやすく、そして鋭いというのも…意外にイメージにあう。

降り注いだ欠片はどうしたか。
残された宝石はどうしたか。
この物語を語ったのは誰か。
そして物語はこれで本当に終わったのだろうか。